2021年9月に発売が予想されている「iPhone 13」シリーズですが、iPhone 12シリーズに比べて、バッテリー容量が増えると噂されています。

そこで今回は、歴代モデルの容量や駆動時間と比較しながら、iPhone 13シリーズのバッテリーについてお伝えしていきます。
iPhone 13 Pro MaxはiPhone 12 Pro Maxに比べてバッテリー容量が18%も増加?!

新しく発売予定のiPhone 13シリーズのバッテリー容量は、iPhone 12シリーズよりも増加すると予想されています。
iPhone 13 Pro Maxについては、iPhone 12 Pro Maxに比べて、約18%増えるとの見方もあります。
また、その他のモデルをiPhone 12シリーズと比較した場合も、iPhone 13 miniは8%、
iPhone 13とiPhone 13 Proは10%も増加するようです。
しかし!バッテリー容量が増えるからといって「駆動時間(充電の持ち)」が伸びるわけではない

しかし、iPhone 13シリーズのバッテリー容量が増えるからと言って、必ずしも駆動時間が伸びるわけではありません。iPhone 12シリーズではディスプレイのサイズ変更や5G通信が影響し、電力を大きく消費しました。
また、搭載されているチップによってもバッテリーの消費量は変わります。iPhone 12シリーズは、iPhone 11シリーズよりもバッテリー容量が減りましたが、チップの高性能化によりバッテリー駆動時間はほとんど変わりません。
このように、バッテリーの駆動時間は搭載されている技術によって変わってくるため、一概に容量が増えるから伸びる!とは言い切れないものです。
以下の表では、歴代iPhoneのバッテリー容量と、ビデオ再生時間、ビデオ再生(ストリーミング)、オーディオ再生時間についてまとめました。バッテリー容量と再生時間が必ずしも比例しないことがお分かりいただけると思います。
バッテリー容量 | ビデオ再生 | ビデオ再生 (ストリーミング) |
オーディオ再生 | |
iPhone 13 Pro Max | 4,352mAh | - | - | - |
iPhone 13 Pro | 3,095mAh | - | - | - |
iPhone 13 | 3,095mAh | - | - | - |
iPhone 13 mini | 2,406mAh | - | - | - |
iPhone 12 Pro Max | 3,687mAh | 20時間 | 12時間 | 80時間 |
iPhone 12 Pro | 2,815mAh | 17時間 | 11時間 | 65時間 |
iPhone 12 | 2,815mAh | 17時間 | 11時間 | 65時間 |
iPhone 12 mini | 2,227mAh | 15時間 | 10時間 | 50時間 |
iPhone SE(第2世代) | 1,821mAh | 13時間 | 8時間 | 40時間 |
iPhone 11 Pro Max | 3,969mAh | 20時間 | 12時間 | 80時間 |
iPhone 11 Pro | 3,046mAh | 18時間 | 11時間 | 65時間 |
iPhone 11 | 3,110mAh | 17時間 | 10時間 | 65時間 |
「iPhone 13」はバッテリー容量は増えるが、駆動時間はどうなる?
では、2021年9月に発売されると噂のiPhone 13シリーズですが、バッテリー容量は増加するものの、駆動時間(充電の持ち)は果たして増えるのでしょうか。
先ほど述べたように、駆動時間(充電の持ち)は搭載されている機能・チップ(プロセッサー)・バッテリー容量で決まります。
iPhone 13 Pro MaxとiPhone 13 Proは、リフレッシュレート120Hzのディスプレイ(搭載されることによりスクロールの動作がなめらかになる)と常時ONディスプレイが搭載されると予想され、電力を大きく消費するアップデートが見込まれています。
しかし、LTPOという消費電飾を抑えるディスプレイを採用することで、節電が見込まれているので、性能の高いリフレッシュシートが搭載されつつも、LTPO技術とバッテリー容量の増加により、消費電力が改善されるかもしれません。
LTPOの技術はすでにApple Watch Series 5以降で採用されている技術なので、採用される可能性は高いと考えられます。
LTPOが採用されれば節電効果が見込めるため、iPhone13シリーズの駆動時間は長くなるかもしれません。これは期待が持てますね!
ちなみに、iPhone 12シリーズのバッテリー駆動時間は?

現在発売中のiPhoneでは最新機種となるiPhone 12シリーズ。そのなかでも、販売成績が振るわなかったのがiPhone 12 miniです。その理由は、バッテリー容量の少なさでした。
iPhone 12 miniは、他のiPhone 12シリーズと同じA14 Bionicチップが搭載されているため、エネルギー効率の問題ではありません。単純にバッテリーの容量が少なかったため、電池の持ちが悪く不満が多かったようです。
しかし、iPhone 12シリーズでは、ワイヤレス充電が可能な「Magsafeバッテリーパック」が発売されました。磁石で装着ができ、iPhone 12シリーズの背面にくっつけるだけで充電できます。

「Magsafeバッテリーパック」はコンパクトなデザインで重量も比較的軽いため、持ち運びやすいモバイルバッテリー。iPhone 12 miniのようにバッテリー容量が少なくても、電池の残量を気にする必要がありません。
一方で、「Magsafeバッテリーパック」は、充電中の異常な熱さが問題視されていました。しかし、iPhone 13ではこの問題は改善されるようなので、期待が持てます。
バッテリーの減りが気になる人はモバイルバッテリーを携帯しよう

バッテリーの性能が上がってきているとはいえ、iPhoneは生活の一部になっている人も多く、動画視聴や音楽、ゲームなどの利用によるバッテリーの消費は避けられません。
また、Apple Payを使用している場合、財布を携帯せずにiPhoneだけを持って外出している人も多いでしょう。バッテリーがなくなってしまうと、電車の運賃などの支払いができなくなってしまうため、常にバッテリーの消費を気にする必要があります。
バッテリーの減りが気になる人は、モバイルバッテリーを携帯しましょう。Hameeでは、安価でかわいいモバイルバッテリーを多数取り揃えています!
モバイルバッテリーを選ぶ上で大切なPSE認証に関してはこちらの記事を参考にどうぞ。
まとめ
今回は、iPhone 13のバッテリー消費について、歴代のiPhoneシリーズと比較をしながらお伝えしました。iPhone 13シリーズではバッテリー容量の増加が予想されているため、本体の厚みがやや厚くなる可能性があります。一方で、iPhone 12シリーズには搭載されなかったLTPO技術による画面の省電力への期待は大きいです。
機種変更を検討している人は、iPhone 13シリーズの発売を待ってみてはいかがでしょうか。